▼略歴
埼玉県朝霞市生まれ。
といっても3歳の頃に東京に引っ越したので、ほぼ東京育ち（ほぼ埼玉みたいな場所だったが）。

5歳の頃、通っていた幼稚園の体育館でチャンバラごっこをしている剣道クラブを目の当たりにし、「楽しそうだなぁ」と思い親にねだってそこに通い始める。しかし、続けていくうちに厳しい稽古が始まっていき、厳しい道場にスカウトもされてしまい、心身ともに追い詰められながら剣道を続ける日々を長年送ってしまう。
元々気弱で優しい少年だったため、体育会系のノリや「勝たなければ意味がない」という精神についていけず、稽古がない時間はアニメやお笑い番組に逃げていた。

中学からは中高一貫のミッション系の学校に通い始め、礼拝の準備係や東北の復興ボランティア、そして剣道部の部長を務めるなど、6年間中々の模範生であった。そのため、教師や周りの生徒からも「真面目ないい子ちゃん」として認識されており、みずき自身もその期待になるべく応えるように努力していた。しかし、裏では数少ない友人と空き教室に忍び込み、あられもない姿でこそこそとコント動画を撮ったり、変なことをして、何かに抗っていた。
そんな中、中学三年生の時に文化祭の出し物でサザエさんのパロディコントを数少ない友人達（同上）と上演し、初めて「舞台で人に注目され、歓声や笑いといった反応をもらう」ことの快感を味わった（みずきは女装してワカメを演じた）。
また同時期に「桐島、部活やめるってよ」という映画を見て、自分の当時抱えていたスクールカーストへのもやもやとした気持ちを、出演している俳優陣が見事に体現している様に魅了される。この頃から、舞台やお芝居に興味を持ち始めた。

大学は法政に入り、「法大／二劇」というコメディ演劇サークルに所属する。
そこで全力を尽くして笑いを取ることや、舞台上で様々な感覚が巻き起こるお芝居の快楽に触れ、ついでに人間関係の酸いも甘いも（？）経験した。また、大学在学中には縁あって早稲田や東大の学生劇団の舞台にも出演し、同世代の演劇人たちの熱量を目の当たりにする。
その後、小劇場の劇団に出演をし始め、同時期にENBUゼミナールという俳優養成所に1年間通い、舞台や映像について少しずつ学んでいった。

その養成所で講師をされていた東京オレンジの横山仁一さんが「こいつ、チャリT企画に合いそう」と、同じように講師をされていたチャリT企画主宰の楢原拓さんにみずきをお勧めし、2020年1月にチャリT企画の本公演に出演することになる。

その出演後、チャリT企画の劇団員となり、現在色々活動中。

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